社会的養護

貧乏でも(貧乏だからこそ!)大学進学した方が良い3つの理由

 

柴ジロー
柴ジロー
どうも、柴ジローと申します。

 

この記事は、「僕(私)、貧乏なんだけど大学進学なんて自分にできるのかな?」「貧乏だし、早く働いた方が良いに決まってる」と思っている方々にこそ読んでほしい記事です。

この記事を読んだ後、「自分も進学したい気がしてきた」「進学もありかもしれない」くらいに思っていただけると、本当に嬉しいです。

まず最初に、私は「貧乏な人にこそ大学まで進学して欲しい!」と思っています。

なお、ここでは「大学」と表現していますが、専門学校や短期大学を含んだ高等学校以上の学歴を指しています。やりたいことがある人は専門学校や短期大学への進学も選択肢としては当然だと思っています。

 

まず、柴ジローってどんな人(犬)?

軽い自己紹介ですが、私は小さいころから結構な貧乏で、贅沢なんてとんでもない、塾や習い事にもほとんど行ったことない幼少期を過ごしました。

また、高校1年生からは家で生活しているのが困難になり、児童養護施設という場所で生活していました。

柴ジロー
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高校では先生たちに頼んで卒業生の誰かの体操服を貰いましたが、上下で書いている名前が違い、友達に「お前、結局誰なんだよ」と突っ込まれました。

このような環境だったので、「進学なんてできるはずがない。早く就職しないと。」と考えていました。

もともと勉強もあんまり好きじゃなかったですしね…。

しかし、そんな私が!実際に4年制大学に進学し、心から「進学して良かった」と感じています。

柴ジロー
柴ジロー
「大学っていうのはやりたいことがある人が行くところ」とか、「お金持ちだったり、勉強が好きな人が行くところ」という考えは一切捨ててください!

今回は、初投稿ということで私の自己紹介も交えながら、貧乏でも、いえ、貧乏だからこそ!大学に進学すべきと考える理由をお話します。

(具体的に貧乏な私がどうやって独力で大学に進学したのかは別の記事にしてお伝えしています)。

 

貧乏でも大学に進んだ方がいい理由3つ

貧困のループから脱出できる可能性が高くなる

皆さんには大変残酷な真実をお伝えしなければなりません。

最近は「親ガチャ」という言葉が流行っていると聞きましたが、実際に親を中心とする環境は、子どもの貧困・貧乏とすごく相関性があります。

こちらを見てください(残酷すぎる真実)。

こちらは親の学歴と子供の年収のグラフですが、「親が低学歴だと子供も低学歴になる」「低学歴の人の生涯年収は高学歴の人と比べてかなり低い」ということが分かって貰えるんじゃないでしょうか。

柴ジロー
柴ジロー
一度貧乏になってしまった家は、お金が無いため、子どもの学習にもお金を使えない、すると子供の年収も低くなり、その子供も…とエグいスパイラルが続いていくということが、データからもはっきり分かってるんですね。

特に、日本は「学歴社会」です!日本は、特に「学歴社会」です!(大事なので2回。)

就職活動でも低学歴の人は書類審査の時点で落とされます。

日常生活でも低学歴の人を見下している人が珍しくありません(街コンなどでも低学歴以下の人はエントリーできないとかありますよね)。

「学歴なんてただのレッテルじゃん、価値なんて無いぜ!」っていう人もいるでしょう。ですが、これが現実です

だったら、逆にそれを利用してやりましょう!学歴なんてただのレッテルが価値を持つんであれば、自分もそのレッテルを手に入れればいいんです。

柴ジロー
柴ジロー
私のように、学生の時に他人の体操服を着てた人間こそ、大学に進学して学歴を手に入れ、貧困から抜け出しましょう!!
私の場合

底辺高校から国立大学に進学し、結局は旧帝国大学の大学院にまで進学しました。

その結果、一応名の通っている大企業に就職でき、現在は、まぁまぁゆとりを持って貯金しつつ生活できています。

学歴というのは、努力次第で手に入る、目に見える実績です。

一部の才能のある方々は「大学なんて行かなくても良いよ」とか、「大学に行っている暇があるなら働いて起業した方が良い」なんて言いますが、私は若干間違っていると思います。

学歴も何も無しに夢を追って、挫折したらその後は何が残るでしょう…。学歴はあっても損はしません!

また、多くの場合、大学は暇です!!(学科にもよりますが…。)

なので、大学に進学して、在学中にいろんなスキルを身に付けて、起業なり、なんなりにチャレンジしましょう。

実績があるのと無いのでは社会からの扱われ方が違ってきます。学歴は、貧困を抜け出すきっかけになる、大変な価値のあるものです。

新しい価値観・常識を身に付けることが出来る

大学って、高校までと違って自由度がケタ違いなんです。

クラスみたいなのは無いので好きな人間とだけ交流できますし、いろんな授業もあるし、時間もある。やりたい放題です。本当に楽しい!

もちろん、貧しい私たちは自分自身でお金を稼ぐこともしないといけませんが、それでも高校までとはケタ違いに自由です!

いろんな考えを持った人たちに触れ合うことで「世の中の仕組み」や「将来のビジョン」、「本当に自分がやりたいこと」、果ては「普通の家庭で育った人たちの常識」などが理解できます。

柴ジロー
柴ジロー
「こんな奴らもいるんだったら(悪い意味ではないです)自分も普通に裕福な暮らしを送っていけそう」みたいな気持ちも湧いてきます。

特に、「常識的な金銭感覚」については絶対理解しておいた方が良いと思います(お金遣いが荒くなるのはNGです!)

起業するとか、一部の人には関係ないと思うんですが、社会で生きていく上で、若干その辺を修正していく必要があると思いました。

極端かもしれませんが具体的な私のエピソードを2つ紹介しましょう。

私の場合①:ファッション

貧乏の人にはわかると思うんですが、服ってめちゃくちゃ高いですよね!

ただ恥部を隠すだけのものにどうしてあんな高いお金を払うことになるのか…。

中学とか高校生の時って制服で遊びまわってたのであんまり私服にこだわってなくて、中古屋に行ってTシャツだったら高くても千円以下のもの、上着でも2千円以下のものの中でマシな服を選んでいました。

大学に行くと、基本、私服です。

Tシャツに5千円、上着に3万円とか使っている奴がゴロゴロいます。一回8千円使ってカットしてもらってる人もいましたし(こっちは千円カットなのに!)。

このファッションに関する金銭感覚については周りと全然違ってちょっと大変でした…。

「なるほど、裕福な人はそんな服を買ってるのね」ということを理解しないと、周りの人に失礼な程、本当に残念な格好になってしまいます。大学で学んでおいて良かった…。

私の場合②:食事

あとは食事です。

私は根っからの貧乏人なので、食事は一食100円以内で済ますことが多かったのですが、「普通の」大学生は一食に4,000円とか普通に使います。

柴ジロー
柴ジロー
4,000円って言ったらちょっとボロくなった中古の自転車とか買える金額ですよ!?

もったいないと感じますが、大学で食事の金額についても「常識」を学んでおきましょう。

社会人になって、恋人とデートの時や友人との食事の時に認識の差がありすぎると、大失敗して、自分自身に凹むことになりますので…。

余談ですが、「教育」と称して子どもを殴るのは「体罰」ということを大学の教育心理学?の時間に習って、やっと「自分って親父から体罰受けてたんだ…クソ親父やん」って気づきました。

このように、自分では気づかなかった「世の中の常識」に気づくことが出来ます。

新たな気付きを与えてくれる…それが大学!ありがたい!

大学に進むことによって、新しい友達や新しいコミュニティにを作ることもできるようになります。

専門知識だけでなく、一般教養も授業で習います。

これらの価値は本当に大きい。社会人になって絶対に役に立ちます!ぜひ進学すべきです!!

完全に自分一人で生計を立てる練習になる

これは結構大事なことなんですが…進学したらどこかのタイミングで一人暮らしをしておいた方が良いと思います。

理由は「自分一人で生計を立てる練習になる」からです。

皆さんの中にも貧乏な家庭で育ったっていう人がいると思います。それでも、親や保護者がいる環境で暮らしていましたよね(多分…)。

柴ジロー
柴ジロー
私も高校生からは児童養護施設が「保護者」でした。

「自分は厳しい環境に負けず、一人で生きてきたぜ!」と思っていましたが、やはり、実際に一人暮らしをしてみると、「そうでもなかったんだな…。」ということに気づかされます。

どういうことかというと、一人暮らしをすると、家事、労働、学習、すべてのことを一人でやらないといけません。

中には「もう全部やってるよ」という方もいるかもしれません。

私の場合

家事・労働も実家に住んでいた時からやっていたので、それほどの差はありませんでしたが、やはり、「授業料と生活費の分をすべて自分で稼ぎつつ学業も怠らない」ということが若干しんどかったですね…。ですが、大変貴重な経験でした。

飲食店で一生懸命働いたおかげで、今ではおいしいご飯も家族に作ってあげられるようになり、「夜勤の仕事をした後でも意外と夕方までは活動できるな」という感覚を身に付けることが出来ました!

とにかく、「すべてのことを責任をもって自分ですること」の練習になります。これは会社員に働くにせよ、起業やフリーランスとして生きていくにせよ、絶対に貴重な経験になります!ぜひ、進学して一人暮らしをしましょう!

 

まとめ

さて、これまでのお話の内容を簡単にまとめたいと思います。

貧乏でも大学に進学した方が良いと思う理由3つ

①貧困のループから脱出できる可能性が高くなる

貧困は学歴と相関関係があります。特に、日本はまだまだ学歴社会です。

この学歴社会を逆に利用することで貧困のループから抜け出しましょう。

進学をしてお金の稼ぎ方を身に付けたり良い企業に入社できたら、家族や兄弟も貧困から連れ出せるかもしれません。

②新しい価値観・常識を身に付けることが出来る

→大学では本当にいろんな人間がいます。

その中で過ごすことにより、高校生活とは段違いに世の中の姿・常識を理解することが出来ます

生涯通用するような価値観や学びがあると思います。ぜひ、進学していろんな人と関わり、いろんな分野の勉強をしましょう。

自由っていうのは本当に楽しいですよ!

③完全に自分一人で生計を立てる練習になる

→貧乏な人の中には私のように「自分は今までも一人の力で生きてきた」と思っている人もいるでしょう。

しかし、進学して一人暮らしをすると案外そうではなかったことに気づかされます。

がっぽり稼ぎつつ学業に励むのは大変ですが、やる価値はあります。

いろんなバイトをして、その後の人生にも役に立つスキルを身に付けることもできるでしょう。

時間管理だって必要とされますので、自然と身についていきます。今後どんな人生を送るにせよ、絶対に役に立ちます!

以上、「貧乏でも(貧乏だからこそ!)大学進学した方が良い理由3つ」でした。

柴ジロー
柴ジロー
「家が貧乏なんだけど、進学に興味出てきたな」みたいな感じになっていただけましたでしょうか?

本当に、貧乏な過程で過ごしてきた人にとって、高校以上に進学することは大変な価値になります。

次のブログでは、「貧乏な私がどうやって大学に進学したのか」について具体的に記事にして行ければと思います。

また、進学に向けて不安に思っている方や、子ども進学させるべきか迷っている方は是非コメント欄でご意見を頂ければと思います。

NPO団体で進学に関する相談に乗ったことや理事をやっていたこともありますので、是非当事者の方々の声を聞きたいです。

引き続きよろしくお願いします!じゃあね!

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