最初に、 苦学生の皆さんおよびそれを支援なさった方々へ、心からの祝福と尊敬お送りいたします。
昨今の youtubeやSNSなどでは「起業すれば学歴は関係ない」 とか「フリーランスには学歴は関係ない」
学歴は事業などに失敗したときのセーフティネットとして働き、 一般的な若者が高い賃金 で働くことに必要になるツールです。
その人の人間性を成長させるきっかけになると思いますしね。
世の中に「進学しなくていい言い訳」 が転がっている中、苦学生であるにもかかわらず 努力を積み上げて進学された方々、それを支援された方々のこれからの人生が順風満帆であるこ
さて、今回は、 お金がない苦学生に参考になる生活スタイルについてお話しします
最初に言っておきますが、 今回のお話は 「貧乏ならとにかく最低限の生活で過ごすべき」 とか、「弁当と水筒は必須!」 みたいなお話ではありません!
「苦学生ながら適度に遊びつつ、節約もきちんとする」
せっかく進学したんだし、 貧乏でも遊びたいよね!!
この記事を読んで、 「苦学生でもこれくらいなら生活できるんだ」 と感じていただければ幸いです。
①「体」は一番大事な資本!!
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これだけは一番最初に言っておきたいのですが、 苦学生の皆さんにとっての一番大切な資本が「体」です。
いえ、表面的な親切で言っているのではありません。
病気やけがをしてしまうと、致命的なくらいお金が掛かるんです。
例えば、 自転車に乗っていて転んでしまい、骨折をしたとしましょう。 すると、治療費がかかってしまいます!!
治療費が30,000円とすると、努力次第で1か月生活できる金額を失うことになります!
しかも、治療中は働けません!
仮に治療に2週間かかったとして、 時給800円で40時間働いたとすれば、32,000円稼げたはずのバイト代まで失われます!
このように、一回のケガで62,000円もの損失があるわけです。 苦学生には致命的です。
体の健康は大前提なんだということは、
自分の一番自慢できるのが体の頑丈さです。
貧乏な過程で育ち、不健康な食品も大いに摂取して育った鋼の体です。
実際に大学生活の4年間、 一度も病院に行ったことがありません。 頑丈に生んでくれたことを親に感謝ですね。
(ただ単に貧乏に育てられたから頑丈になっただけという説
② 毎月の収支バランスは最低でも「+15,000円」
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「よし、 月の収支はマイナスにならないようにしよう」 と思っていませんか?それだけでは足りません! 貯金もするのです!
収支は必ずプラス出ないといけません。前回の記事に毎月の生活費をシミュレーションしていますが、そのギリギリを稼ぐのではダメです。
具体的には、たとえば以下のような収支にしましょう!
家賃:30,000円
食費:15,000円
娛樂費:10,000円
水道光熱費:7,000円
スマホ代:5,000円※1
授業料:25,000円※2
支出合計:92,000円
※1:月々の料金にスマホ本体の金額も考慮して、月々の料金に充てています。
※2:月々5万円の支払いを半額免除した時の金額です。
第一種奨学金 : 5万2千円
バイト代: 6万円
収入合計 : 11万2千円
これで収支の合計は+20,000円 になります。これを貯金および投資に回すようにしましょう!
卒業後の就職などに備えて、
また、余裕が出てきたら、 貯金の一部は投資に回し、 投資の仕組みについても理解しておきましょう。(詳細はまた別の記事で解説します!)
③平均月6万円はバイトで稼ごう
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上の収入の部分にもあるように、 苦学生の皆さんはバイトでモリモリ稼ぎましょう。
具体的には平均6万円程度を稼ぐのが望ましいです。
バイトにもいろいろな種類があります (苦学生の皆さんはすでに知っているかもしれませ んが)。
私がやってきたバイトの中で特におすすめのバイトご紹介しますね。
おすすめのバイト (長期・短気の組み合わせ)
まず、バイトは2種類以上やることをお勧めします。
理由は2つで、①スケジュールが合わせやすいからということと、②飽きたらいつでも辞められるようにしておくためです。
特に、長期のバイトを2つ程度しつつ、
おすすめの業種は以下の通り。
【長期のバイト】
○飲食店 (キッチン):料理のスキルが身につきます。
○無人のガソリンスタンド:合間時間に他のことが出来ることも。
○家庭教師:単価が高い!
【短期のバイト】
○泊まり込みのバイト: 宿泊費、食費も浮くことがあり、 高収入の場合が多い。
○派遣スタッフのバイト: スポット的な仕事が多く、日当が1万円を超えることも。
上記のバイトは、 私が経験して特に「コスパ良いな」 と思ったバイトです。
バイトを通してスキルが身につくこともあるので、
長期のアルバイトは居酒屋のキッチンをやっていたことが多かった
料理のスキルも身につきますし、何より 「一日に一気に働くことが出来る」 !!
授業がある日でも、
中々ハードでしたが、 深夜手当が付いて時給が高いのと一気に稼げるということで気に入 っていました。
短期のバイトと合わせて、
「家庭教師」は必須
ちなみに、大学生の特権である家庭教師は超おすすめです。
1時間あたり 2000円とかざらにあります。
是非長期バイトの一つに組み込むのです。
人の家で暖を取りながら、 子どもに教えつつ自分の勉強にもなる、素晴らしいバイトです。
やはり教え子は可愛いですし、 教え子の中学生が希望通りの高校に進学などできれば、「本当に良かったな」と心から思います。
別に頭が良くなくてもできます。
いえ、むしろちょっとおバカの方が教え子の悩みを分かってあげられるかもしれません。
是非、チャレンジしてみては!!
常に家庭教師のバイトをしていました。
単価が高いのもそうですが、 純粋に貴重な経験になりました。
子どもというのは中々思い通りにならない。
「ここ、勉強しておいてね」 と言っても、 やってくれない。
「なんでこっちの言うことを全然聞いてくれないんだ」 という思いを抱えつつも、 成果を出させてあげないといけない。
これまでに無い経験で、 「自分が理解できない人に対する接し方」 を学ぶことが出来たと思っています。 その後の人付き合いにも活きていると感じますね!(しみじみ)
④1か月の食費は「2万円」まで!
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タイトルを見て、 「あれ、 食費高くない?」 と思われた方もいるんじゃないでしょうか。
それもそのはず。 大学生ですから!
飲み会もありますし、外食もします!
「せっかく進学したんだから、いくら貧乏でも遊びたいよ!」というのが私の考えです。
この考えの下、食費はひと月2万円以内であれば御の字と考えて、その分バイトでもりもり稼ぐという手法を取っていました。
ということで、
「鶏肉、麺類、 もやしは味方」と覚えよう
皆さん、 あまり食材を自分で買いに行かない人もいるかもしれませんが、
…目次に書いてしまいましたが、 鶏肉、麺類、 もやしです。 おすすめなので、是非順番におすすめさせてください。
お肉って安いんですよね。 特に鶏肉のもも肉なんかはセールの時は100gで68円とかで売 っていました。
むね肉だと28円とか見たことがあります。
セールの時に大量に買い込んで冷凍しておきましょう。
親子丼を良く作っていましたが、鳥のもも肉を塩と胡椒で味付けて焼いただけのチキンステーキも美
ずっと食べていた時期がありました。
おまけに、 なんか筋肉も付くんですよね (女性は嬉しくないかも…。)
類というのは、 具体的にはスパゲッティ、 うどん、焼きそばのことを指します。
スパゲッティは安いところだと 500gが100円とかで売っていますし、冷凍うどんは5食で約200円、 焼きそばも3食入りで100円で売っていました。
焼きそばなんて付属のソースと、別で買った何かしらのお肉をちょこ
うどんは安くありませんが、 冷凍うどんを買ってきて自分で出汁を作って食べるのが、それはもう最高でした。
気づかれたかもしれませんが、
好き嫌いも基本的に無し!
いやー、
節約の話になると出てくるもやし君ですが、 この方もやはり非常に優秀です。
安いところだと10円を切りますからね。あと、普通に好きです。 (笑)
何に入れても邪魔しませんし、歯ごたえがありますから、
お手軽に料理のボリュームを出すことが出来ますし、 いかがでしょうか。
飲み会は月6000円まで、 外食は 4000円まで
苦学生の皆さん、「確かに貧乏だけど、 外食とか飲み会にも行きたいよ」と思われるでしょう。
ただし、限度はあります。特に、 飲み会なんて1回3000円もする一大イベント。
一回の金額で5000円なんていう怖いお店もありますから、私たちには大変な贅沢ですよね。
なので、上限を決めておきましょう。
上限については、目次のように金額で決めておくのが無難です。
「
外食の限度を特に決めておらず、
結果、
皆さんはきちんと外食の上限を決めて、
月に使う食費の内、半分は外食や飲み会で使い、
⑤固定費は最低限に抑えよう
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突然ですが、 皆さんの本当の敵は一体何なのかお伝えいたします。
「固定費」です。
食費や光熱費などの月によって変動する費用を「変動費」、家賃やスマホ代などの月々決まった金額の費用を「固定費」と言います。
普段は意識しづらく、「俺達ってずっと一緒じゃん?もう一緒にいて当然っていうか…
特に以下の固定費は人によって大きくなってしまうこともあるため意識して抑えましょう。
家賃:高い家に住むのは働いてから!
はっきり言いますが、高い家賃は無駄です、贅沢です。
おしゃれで、快適で、過ごしやすい家なんてものは嗜好品なんです。
家なんて、ひとまずの料理が出来て、 熱さ寒さを防げて、 寝ることが出来ればいいのです!
地方であれば3万円程度も出せばそこそこの賃貸が見つかると思う
大学が用意している寮があれば寮に住むのがベストでしょう。安いところだと、食事まで出してくれて1万円程度の寮もあるそうです!
(ちなみに、私も寮に住んでいましたが、 月2万円もしました。)
スマホ代:格安SIMを活用すべし!
携帯代に高い料金を払うのは論外です。 特に3大キャリアは避け、 格安SIMにしましょう!
調べたらいろいろ出てくると思いますが、 電波圏内であれば楽天モバイル、 あとはUQモバイルやマイネオなんかも良いでしょう。
通話とネットブラウザ、 youtube が見られれば十分満足できますよ。
サブスク:サブスクは悪魔のビジネス
皆さん、サブスク使ってますか? 使っている人は今すぐ見直しましょう!
確かに、今の世の中は「Netflix」などの有名なサブスクをはじめ、雑誌系のサブスクや美容院のサブスクなど、色々なサービスのサブスクが増えてきています。
ですが、原則、サブスクは禁止です!!
サブスクというのは企業側にとって本当に効率の良い集金システムなんです。
絶対に、「月々数百円だから」と油断してはいけません。
熱中してサービスを使っているうちはいいですが、使わなくなってしまうと本当に無駄な費用になってしまいます。
皆さんは苦学生ですので、卒業して、
一切入るな!とは言いませんが、 娯楽費の範囲内で、 2,000円以内に抑えるようにしましょう。
(ちなみに、筆者が学生の頃は一切サブスクに入っていませんでした。)
まとめ
それでは、最後にこれまでのまとめをば。
①「体」は一番大事な資本!!
→節約生活を乗り越えるために必要なのは、何よりも「健康」です!
病気・ケガなんてしたら治療費も馬鹿になりませんし、治療中に稼げたはずのお金も失ってしまいます。
節約も意識しなければいけませんが、くれぐれも行き過ぎた無理はしないように。
(ちょっとなら無理をしてもいいと思いますが!)
② 毎月の収支バランスは最低でも「+15,000円」
→皆さんの人生は進学して終わりではありません。
その後の人生のためにも、節約しながらお金を蓄えていきましょう!
貸与型の奨学金なんて借金ですしね…。
③平均月6万円はバイトで稼ごう
→苦学生にとってバイトで得る収入はとても大事です。
長期・短期のバイトを掛け持ちしながら稼いでいきましょう!
また、どうせするなら単価の高いバイトもそうですが、将来に役立つスキルが得られるバイトが良いと思います!
④1か月の食費は「2万円」まで!
→食費は(バイトでモリモリ稼ぐということを前提に)、節約しすぎないくらいでいいと思います。
大学においては、外食や飲み会を通しての経験も大事だと思います。
ですが、食費が高くなりすぎてもいけません。
限度を決めて、自炊の時はしっかり節約することをお勧めします!
(鶏肉、麺類、 もやしは味方)
⑤固定費は最低限に抑えよう
→固定費には本当に気を付けましょう!
家賃やスマホ代も極力抑えつつ、「サブスクなんて入らない」くらいの覚悟で生活しましょう。
毎月決まった金額を取られるというのは大変恐ろしいことです。
とはいえ、ストレスになりすぎる日常も嫌ですから、収支を計算して、ストレスが少ない範囲で節約していきましょう。
以上です。
特に、苦学生の方には「固定費」に敏感になっていただきたいです。
固定費が抑えられれば浮いたお金を貯金や投資に回すこともでき、それが将来に役に立ちます!
それでは、今回はこのあたりで。じゃあね!